劇場版『美少女戦士セーラームーンR』

【本日の5W1H
(だれが)

セーラームーン
(いつ)

 

(どこで)

小惑星
(なにを)

孤独に苛まれた地球外生物
(なぜ)

タキシード仮面や仲間を守るために
(どのように)

命をかけて消し去る

 

f:id:nama_wasabi17:20170726223051j:image

 

「孤独に苛まれた地球外生物」は、衛が子どもの頃に出会った「フィオレ」のことを指します。
自分がどこで生まれたのかも分からず宇宙を彷徨い続けた彼は、やがて弱ったその心を「キセニアの花」に寄生される。
「衛くんを守るためには地球人を殺さなくてはならない」という間違った解釈に捉われた彼は、ついに地球人を攻撃する花の種を送り込む。

 

大まかなストーリーの入り口はこんな感じ。

ここに行き着くまでにはセーラー戦士たちのわちゃわちゃもあって楽しい。

あとちびうさがかわいい。

 

子どものころから大好きなセーラームーン

リアルタイムで放送されていた時はまだ幼稚園児でしたが、小学校高学年になってから近所のTUTAYAでVHSを毎週1本借りて、5シリーズを網羅しました。

中学生に上がるころに原作も全て読んで、未だにガチャガチャを見つけると小銭を惜しみません。

 

そんな大好きなセーラームーンの中でも一際お気に入りだったのが、「セーラームーンR」の劇場版。

我が家では「花のやつ」と呼ばれ、テレビで放送されたものを録画したVHSは、擦り切れるほど見られていました。

 

最近それが無性に見たくなって、けれどVHSがどこに行ったのか分からなくなったので、思い切ってDVDを購入しました。

 

結論から言うと、嗚咽が漏れるレベルで泣きました。
どうしてこんなに涙が止まらないのか、全く理解ができなくて、日にちを空けて3回見ました。

 

そこで気づいたのは、ストーリーの展開によって変わっていく、セーラー戦士たちのお互いの呼び名。

普段、生活をしている時は名前などのニックネーム、変身後は「セーラームーン」といったコードネームで呼び合うセーラー戦士とタキシード仮面。

 

しかし危険な戦闘へ身を投じようした時や、瀕死の状態では、変身前と同様の名前呼びになることがほとんどです。

昔はそれが当たり前でしたが、今になって思うと、これがいかに彼女たちの絆を印象的なものにしているのか気づくことができます。

 

セーラー戦士は前世から運命的に同じチームで宇宙を守ってきたと描かれていますが、実際に彼女たちを結びつけているのは、セーラームーンこと月野うさぎの愛に溢れた人柄です。

 

今作品でも、命を投げ出し銀水晶の力を使うセーラームーンの背中を見て、他のセーラー戦士やタキシード仮面は皆「セーラームーン」ではなく「月野うさぎ」から受けた愛情を思い出して涙ぐんでいるのです。

 

そこには仲間だけでなく、敵であるはずのフィオレを含まれています。

彼は銀水晶の力によって消滅したのではなく、セーラームーンの愛を受けて浄化されたのだと、今回DVDを見て気づくことができました。

フィオレもまた、孤独で寂しがりやな性格なだけの、心優しい青年だったのでしょう。

 

涙が溢れて仕方ないのは、強い力で圧倒するのではなく、広く深いその愛に包まれる感覚が画面越し伝わってくるからなのかもしれません。

 

あとは圧倒的な作画と、効果的すぎるBGMの力も強いです。

視覚的、聴覚的な感動も大きいので、初見ではストーリーを解釈する余裕もなく、ただ圧倒されて心が強く衝き動かされる感覚でした。

 

 

愛をテーマにした作品はごまんとありますが、一世を風靡した子ども向けアニメにこんな一面があったとは気づきませんでした。

 

大人になるのも悪くないなと思うことができました。

ぜひオススメしたい作品です。

 

ただ、自分が隣にいては泣きすぎて相手の感動を邪魔してしまう可能性があるので、DVDを貸すという方法しかできないのが、残念です。笑